猫に避妊・去勢手術を行う3つの理由

2020/07/06

猫 避妊・去勢手術

猫に避妊手術や去勢手術を行う理由には、たくさんの科学的研究に基づく根拠や獣医師による推奨があります。しかし一方で、依然として多くの人々が倫理的な観点から手術の必要性を議論したり疑問視したりしています。

私たちはアニマルレスキューの現場で、家族に見捨てられ、増えすぎた猫達の光景を目にします。それは、胸を締め付けられるような惨状です。

捨てられた猫や、野良猫として繁殖してしまった猫達が溢れて、汚く、冷たい場所で、お腹が減っていて、害虫に寄生されていたり、疾病に侵されていたりする子がいます。ケガをして痛み続いている子もいます。

運が良ければ、新しい家族に救われて暖かい暮らしに戻れる猫もいますが、運が悪いと車にはねられたり病気にかかったりして命を奪われていくような、過酷で短い一生を送るしかなくなってしまうのが現実なのです。

避妊・去勢手術をすることは、こうした状況を食い止めることができる選択肢のひとつです。

避妊・去勢手術を行う理由

母性本能について

母性本能

猫は母性本能がとても豊かな生物であり、母猫が子猫を救うために自分の命を危険にさらすようなエピソードはたくさんあります。しかし、だからと言って、猫が母親になる経験をすることで何か利益(メリット)を得られるという考えは少々見当違いです。

母猫は出産後、約8週間子猫の世話をしまずが、子猫が親離れした後は、通常二度とお互いに会うことはありません。

多くの動物がそうであるように、猫達も今のこの一瞬を生きており、子育ての経験や子猫がいた時の暮らしを愛おしく振り返るような生き方はしないでしょう。また、この経験が猫達の人生をより充実させることもありません。

母猫は、ふつう3~5匹の子猫を生みます。子猫が生まれたら、あなたは、子猫のもらい手を探さなくてはなりません。全ての子猫に新しい家族が見つかることもあるかもしれませんが、何匹か残ってしまうこともあるでしょう。また、もらい手さんから捨てられてしまうこともないとは言えません。

そうした猫たちの中から、路上で野良猫として過酷な一生を生きることになる子が出てきます。すでに過密状態の保健所に送られることになる子もいるかもしれません。

私たちはまず、1匹の母猫が2年間で20匹の子猫を生む可能性があることを認識しなくてはいけません。

避妊・去勢されていない放し飼いのメスの猫が10匹いれば1年で100匹の猫になる可能性があり、そのうち50匹のメスがいればまた500匹の猫になり、翌年にはさらに2,500匹になる可能性があるのです。彼らの多くは、健康で幸せな生活を送ることができません。

この繁殖のパターンの悪循環を招かないためにも、動物病院に行って避妊・去勢手術を行うことが重要なのです。

性格の変化

性格の変化

猫に避妊・去勢手術を行うと性格が変わるというのは、本当の話です。

避妊・去勢されていない猫達は、ホルモンの変動で行動します。発情期のメスの猫は、落ち着かず、情緒不安定で騒々しくなってしまいます。

その行動と鳴き声は、ご近所中の、全ての去勢されていないオス猫達を呼び寄せます。去勢されていないオス猫は、欲求不満で攻撃的になる傾向が強く、縄張り意識も強いので家の周りに強烈な臭いのオシッコをスプレーしてまわります。

出会いがしらの別のオス猫とケンカになることも多いでしょう。

避妊・去勢を行えば、猫達は落ち着いて活動レベルが下がります。リラックスしていることが多くなり、より良いペットとして人間と暮らすことができます。

避妊・去勢するとどうしても肥満気味になってしまうのでは?

避妊・去勢 肥満気味

確かに、猫達には適切な食事と運動が必要です。

室内猫のためにつくられたフードが多くありますので、猫の好みや体質に合わせて食事を上手に選んでコントロールする必要はあるでしょう。

運動にはおもちゃが活躍するはずです。

狩りの本能をくすぐるようなおもちゃで猫達の遊び心を満足させましょう!!

健康上のメリット

健康上のメリット

猫を避妊・去勢することは、健康上のメリットもあります。

子猫を生まないうちに卵巣を摘出した猫は、出産経験のある猫に比べて乳がんを発症する確率が40%~60%も低いという統計があります。

生殖関連の器官に発症する腫瘍や感染症のリスクを回避することができます。
代表的な疾患は子宮の内部に膿がたまる子宮蓄膿症です。発見が遅れると子宮が破れて腹膜炎をおこし短時間で死亡する致命的な症状となる場合があります。
また、交尾行動や縄張り争いのケンカなどを介して、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)やネコエイズ(FIV)に罹患する可能性が高くなります。

これらの疾患は、どちらも猫特有の病気で、残念ながら完治する治療は確立されていません。猫白血病ウイルス感染症は、50~70%が感染後2~5年以内に死亡すると言われており、ネコエイズは発症後、ほぼ100%に近い確率で亡くなります。

子猫のうちに避妊・去勢手術を選択することで、これらの病気に感染するリスクを大幅に減らすことができると言われています。

まとめ

もちろん、どんな手術にもリスクはあります。
しかし毎年どれほど多くの猫達が、保健所に送られて処分されているかということを考えれば手術の決断をできるのではないでしょうか?

もし避妊・去勢手術を行うための費用が心配な場合は、まず地域の獣医師やレスキュー団体に相談してみてください。地域によって良い解決策を考えてくれる場合もあると思います。

避妊・去勢は、ペットの過密防止に有効な手段であることが実証されていて、全てのペットに暖かく愛する家族が存在することを目指す手段となり得ます。

私たちの小さな行動が、ネコ科の友達が長く健康で幸せな生活を送るためにとても大事だということをぜひ考えてみてください。

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この記事を書いた人

きっしー ペットキュリアン ブランドマネージャー

幼少より動物好き。なぜか乳牛に心を奪われ、大学時代は「飼育ストレスが乳生産に与える影響」が研究テーマ。その中で、どんな生き物のどんなライフステージおいても重要な「餌・ごはん・栄養」に興味が湧き「餌好き」に。現在の愛犬はトイプードル2頭。広島県出身で地元とカープを愛しペットには広島にちなむ名前をつけている。犬達と車中泊で「晴れた場所」に行くことが心の糧。ペット栄養管理士。

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