良い「近所の犬」になるためには

2020/05/05

近所 犬

皆さんはこれまで、しつけされていない犬や飼い主に困ってしまった!という経験をしたことはないでしょうか。犬がしつけされていない事は、ご近所トラブルの原因になりかねません。そこで、あなたの相棒が周りから「良いご近所さん」と思われるようになるための簡単なポイントをいくつかご紹介します。

基本のコマンドを教えましょう

あなたの犬が周りに嫌がられてしまわないようにするために最も重要な事の一つは、三つのシンプルな基本のコマンドを教えることです。

まず一つ目に、強く、はっきりとした口調で「ダメ」と言うことです。犬が悪いことをした時、様々なシチュエーションで有効となります。

二つ目に、「静かに/シーッ!」は、「ダメ」と同じく、犬が騒いで周りに迷惑を掛けてしまうような時に有効です。

そして最後、三つ目の「おいで」は、犬のどんなしつけにも、特に、万が一リードが外れてしまった時やドッグランなどでリードを外して遊んでいる時に必要不可欠となるコマンドです。

あなたのお家に犬をお迎えしたら、すぐにこの三つのコマンドを覚えさせましょう。比較的簡単に、騒いでいる犬を落ち着かせることが出来るようになります。

家の中で一緒に暮らしましょう

ペットが、ご近所さんの手入れされた庭を走り回って荒したり、外で遊んでいる子供を邪魔することのないようにしましょう。また、もし家にフェンスを設置する場合、気を付けなければならないことがあります。

もし隣家が犬を飼っている場合、金網や鎖だけのフェンスでは、犬がフェンスに向かって吠えたり体当たりして遊ぶことがあり、騒音に悩まされる結果となることがありますので、フェンスの素材に気を付けると良いでしょう。また、フェンスの高さは、犬が飛び越えたりよじ登って外に逃げたりできない高さになるよう、注意しましょう。

もし、全面にフェンスを設置したくない、もしくは出来ない場合、私有敷地内に金網製の簡易的なドッグランを設置し、トイレをしたり外の新鮮な空気と日光を満喫できる場所を作ってあげましょう。

ウンチはきれいに片づけましょう

外に散歩に出掛けた時だけでなく、私有地であっても、ウンチはきれいに片づけるようにしてください。もし「置き土産」を置いて帰ってしまった時には、すぐにご近所さんから距離を置かれてしまうでしょう。

運動させましょう

十分な運動をさせてあげましょう。

運動は、犬を落ち着かせる非常に有効な方法です。犬は、疲れるとおとなしくなり、「思い切り吠えるよりも寝ていたい」と思うようになります。近所を散歩する時は、必ずリードを使いましょう。ご近所さんの庭に乱入して芝や花壇をぐちゃぐちゃにしてしまっては、ご近所さんを非常に怒らせてしまいます。

もし、家の近くにリードを外して走り回れるような広い場所があれば、ぜひ犬を連れて行ってあげてください。ただし、他の人が通りかかった場合は、その人が犬を連れているかどうかに関わらず、自分から離れないように犬をしっかり抱き寄せてください。中には、犬に対して大きな恐怖感を抱いている人もいます。その人に「うちの犬は優しいから」と言っても、その恐怖心は全く払拭できません。

気配りを忘れないようにしましょう

犬は、あなたが家にいるときはおとなしいかもしれませんが、留守にしているときは思い切り吠えているかもしれないことを認識しましょう。

これは、犬の飼い主が思っているよりも多く起こることです。一番良い方法は、留守番をさせるとき、外が見えない場所、できれば、通行人や野生の動物など吠える要因がない場所に犬を居させておくことです。このような環境では、囲いを使用することが非常に望ましいです。きちんと囲いに慣れた犬は、守られているという安心感と居心地の良さを覚え、留守番をしているときは寝て過ごしてくれるでしょう。特に夜間に家を空けるときは言うまでもなく、この方法は非常に大切な方法となります。

もし、残念ながらご近所さんから苦情を受けてしまったら、落ち着いて、丁寧に苦情を聞き、ご近所さんを困らせている原因に向き合って必ず解決するようにしましょう。

それがもし、プロのトレーナーへの相談が必要なことであっても、歯を食いしばり、惜しまずお金をかけましょう。その投資は、のちにあなたとあなたの犬、そしてご近所さんに良い結果をもたらします。また、長い目で見れば、引っ越しをするよりもずっと安上がりです。

なぜならば、あなたを不幸にしている理由はあなたの犬がご近所さんを不幸にしているからです。

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