助けて!子犬がなんでも噛んでしまう!噛み癖の対処法を解説

2020/05/04

子犬 噛む

子犬のうしろ姿がふと見えて、一生懸命何かをしている…。何か嫌な予感がする…。子犬の前を見ると、無残に引き裂かれたお気に入りのスリッパ、最高のデザイナーシューズ。

このような経験をしたことがあるオーナーさんもいらっしゃるのではないでしょうか。知人の話では、朝起きたら靴下の先がなくなっていたことが、2度以上あったそうです。他にも、靴下の片方が不思議なことに、消えてしまったそうです。犯人はもちろん、可愛い可愛い相棒です。

人間の赤ちゃんのように、子犬は口を使ってすべてを探索します。単に好奇心が旺盛なのと、または遊びと認識している場合もあるでしょう。

歯の生え変わりにより、歯肉がかゆく、物を噛んでいるのも原因だと言われています。(歯の乳歯から永久歯への生え変わりは半年齢前後に始まり、一般的には1歳までには完了します。)

子犬が物を噛んでいる場合、私たちはどうしたらいいのでしょうか??

家の確認から始めよう

子犬 なんでも噛む

子犬は私たちの家をできる限り探検しつくそうとします。子犬を自由に遊ばせるのはとても大切なことですが、その前に確認しておいてほしいことがいくつかあります。

電気の通るケーブルはカバーしてありますか?―犬が噛んで断線する元になります。

靴は靴箱にしまってありますか?ゴミ箱には届きませんか?―犬が食べてはいけないものを誤食する可能性があります。

有害な食べ物や植物は届かない場所に置いてありますか?―犬が誤食して、場合によっては中毒症状等を起こします。

犬が飲み込めるサイズのおもちゃは置いてありませんか?―誤飲により、体内で閉塞する恐れがあります。

もし、あなたが何も知らない子犬だった場合、口にものを入れたり、かじったりすることは魅力的かどうか、考えてみてください。

常に見ていましょう

子犬 なんでも噛む

子犬が家で自由にごろごろしているのは、とても可愛いですよね。

子犬がのんびりしている時は、大丈夫だと目を離しがちです。しかし!彼らはその一瞬のすきに、何かしてほしくないことをすることがよくあります。犬が自ら知らせることでもしない限り、私たちはそれに気づかない、または気づくのが遅れてしまいます。

それを防ぐためには「常に目を光らせておく」ことがとても大切になります。家事や、お仕事などでできないことも、もちろんあるでしょう。

その場合は子犬の安全を確保するためにも、少し可哀想な気もしてしまうかもしれませんが、安全な部屋や、ケージやサークルでお留守番をしてもらいましょう。

そこがトイレの場合は、トイレットペーパーは必ず、外しておいてください。さもないと、まるで雲のように、そして細かく引き裂かれたトイレットペーパーが床中に散らばっていることを発見することになるでしょう。

そしてどんな時も、薬品類は届かない場所に置いてください。

おもちゃを選ぼう!

子犬 なんでも噛む

まず、慎重に子犬が噛んでも大丈夫なものか種類を確認しましょう。古い靴下を結び付けて、また古い靴やスリッパを渡すことは絶対にやめてください。犬には、人間が大切にしているものと、古いものの違いはわかりません。

最高のドレスシューズを噛まれてしまったとしても、誰も彼を責めることはできません。ペットショップ、またはホームセンターなどでも、安全かつ長持ちするおもちゃが売られているので、それらをいくつか購入し、犬が好きなものを見つけてあげてください。

取り上げる、そして与える

子犬 なんでも噛む

日頃注意していたとしても、子犬が噛んではいけないものを噛んでいる、そのような時はきっと訪れるでしょう。そんな時は決して怒ったり、叫んで、口から取り上げたりしてはいけません。

はあなたが動揺していることはわかりますが、何を伝えようとしているか理解できていません。反応してくれたことが嬉しくて、さらに行動を助長してしまうことさえあります。結局、届く場所においておいた、オーナーさんの責任なのです!!

もし、子犬が噛んではいけないものを噛んでいた場合、静かに「あーあ」と言って、口、もしくは犬の周囲からそれを慎重に取り上げてください。犬が自分のものを取られると思い、興奮して噛んでくる場合もあるので、注意するようにしてください。

そして、取り上げるのに成功したら、犬用のおもちゃに交換し、犬がそれで遊び始めたら思いっきり!!褒めてあげましょう。犬は飼い主に褒められることでそのおもちゃで遊ぶことがとてもいいことだと認識します。

行動の抑制

子犬の中には、前述の方法の効果がなく、噛んではいけないものを噛むことをし続けてしまう子もいるでしょう。お家の壁さえ噛んでしまう子もいるかもしれません!

その場合、この方法をぜひ試してみてください。

ペットショップで販売されている「ビターアップル」(天然製品であり、犬には無害です。)を噛んでほしくないものにスプレーしてみてください。

噛んだときに苦い味がすることで、子犬が噛むことをやめてくれる可能性があります。もしこれがすぐ手に入らない場合、お酢とレモンジュースを混ぜたものを自分で作る方法もあります。

大部分の犬にとっては有効ですが、中には全く効果がないこともあります。したがって、噛んでもいいものと、噛んでほしくないもの(=苦いもの、噛んで得がないもの)と犬が判別できるようになるまで根気強く続けていく必要があります。

大きくなればなるほど、犬は新しく学習することが難しくなりますので、子供の頃に「不必要に噛む習慣」をなくせるように頑張りましょう。

何でも噛んでしまうだけでなく、子犬の甘噛みにも困っている方は「子犬はなぜ甘噛みをするの?噛み癖をなくすしつけ方法と合わせて紹介」にしつけ方法を紹介していますので合わせて参考にしてみてください。

運動、そして遊び

子犬 なんでも噛む

おもちゃを与えること、苦いスプレーをかけることを、今までの文章で提案してきました。しかしながら、こんなことは子犬と運動したり遊んだりする時間を割いてまでする必要はありません。

遊び疲れている子犬はトラブルを起こすことが少なくなり、遊ぶ時間と運動する時間は子犬が人間とともに生きていくためのルールを理解する機会を与え、オーナーさんとの絆をよりいっそう強くし、落ち着いた暮らしができるようになるのではないでしょうか!

犬は人間の素晴らしいパートナーであり、私たちに、笑顔、幸福、癒し…言葉で言い表しきれないほど、たくさんのものを与えてくれます。

彼らは人間に比べて寿命が短く、子犬である時間もあっという間に過ぎてしまうでしょう。犬と過ごす日々は、重ねれば重ねるほど、とても貴重なものになっていくことと思います。自分と過ごすことを選んでくれた犬のためにも、一緒に楽しい毎日を作っていきましょう!!

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