肥満の犬や猫に何を与えればいいの?

2021/06/18

肥満 犬 猫

犬や猫といったペットの少なくとも4分の1から2分の1が太りすぎ、または肥満であると言われています。つまり太りすぎのペットがたくさんいるということです!

肥満は、普段からの運動不足の生活をしていたり、食べ物やおやつを与えすぎていたりと、様々な要因で起こります。今回の記事では、ペットの肥満についてその対策と合わせてお伝えします。

あなたの愛犬や愛猫は太りすぎ?

愛犬 愛猫 太りすぎ

犬や猫を飼っている人の多くは、自分のペットの体重が増えていることに気付いていません。そもそもペットが太っているかどうかはどうやって判断するのでしょうか?

それは愛犬・愛猫の「外見」や「触った時の感触」で判断することができます。

  • 外見:ペットを上から見たときに、後ろ足の前の部分に適度なくびれが見え、砂時計の形をしている。ソーセージの形をしている場合は、ダイエットが必要かもしれません。
  • 触った時の感触:強く押すことなくペットの体に沿って手を動かしていくと、肋骨に触れることができ、腰の輪郭がなだらかで腰骨にも触ることができる。

より詳細は、犬と猫のボディコンディションスコア(BCS)を参考にして、自分の愛犬・愛猫がどの位置にいるかを知り、「理想の体重」に向けて取り組むべき計画を立てましょう。

犬 ボディコンディションスコア
猫 ボディコンディションスコア

出典:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」(環境省) (https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808.html)

愛犬や愛猫に与えるフードについて

愛犬 愛猫 フード

多くのペット(特に一部の犬種)は、いつでも何か食べたい!と思っているようで、愛犬から可愛い目で見つめられたり、愛猫にゴロゴロと喉を鳴らしておねだりされたりしたらオヤツをあげるのを我慢するのは大変ですよね。

それでもお腹が空いたと言っているからといって、ペットに安易に食事やオヤツを与えてしまうのはよくありません。ペットが満腹になったと感じるまで食事を与えると、食べ過ぎになることがあります。

また、ペットフードに記載されている給与量の目安を参考に与えたとしても、ペットの体重が増えてしまったり、減ってしまったりということがあります。人間と同じように、ペットも食べたものをどのように消費するかは個体差が非常に大きくそれぞれに異なります。

例えば、思いっきり運動する子をイメージした給与量とそうでない子に向けた給与量では異なるのは明らかですよね。

したがって、給与量の目安は、厳密なルールとしてではなく、あくまでも出発点としてとらえ、ペットの理想的な体重になるように調整していく必要があります。

肥満のペットは、寿命が短くなるだけでなく、糖尿病や関節の病気になりやすいと言われています。だからこそ健康的な体重を維持することは、ペットの健康のためにできるとても大事なことなのです。

愛犬や愛猫の減量と体重コントロールの仕方

愛犬 愛猫 減量体重コントロール

愛犬や愛猫の 体重をほんの少しだけ減らす必要がある場合は、フードの種類は変えずに、量を減らすだけで問題ないかもしれません。

より多くの体重を減らす必要がある場合は、減量用のフードを与えることで、カロリーを減らしながら犬や猫に満足感を与えてあげることもできます。

ペットフードの量は、フードスコップではなく料理用のはかりで量ると、与える量を正確に管理することができます。

急な減量は、犬や猫の身体に深刻な問題を与える恐れがあるので注意しましょう。目安として1週間に1〜2%の体重減少を目標に取り組みましょう。またダイエットさせることに不安がある方は事前に獣医師と相談しましょう。

ペットのおおよその体重は、人間の体重計で測ることができます。

まず、家の体重計で自分自身の体重を測りメモしておきます。そのあと、ペットを抱っこして一緒に体重計に乗り、あなたとペットの体重の合計を計測します。合計値から、あなたの体重を差し引いたkg数がペットのおおよその体重となります。

食事は、ペットと飼い主の絆を深めることに役立っているので、食事の習慣を変えることは難しいことかもしれません。それでもペットの健康のために、食事以外の活動で心通わせることも考えましょう。

例えば、体重管理は、運動とも密接に関連していますので、一緒に遊んだり、お散歩したりすることは、ペットにも飼い主にも健康に良い変化をもたらします。

肥満の犬や猫についてまとめ

ペットの肥満について理想の体重とその対策についてお伝えしました。

ぽっちゃりした犬や猫は可愛らしいと思ってしまうかもしれませんが、太りすぎは深刻な健康問題につながる可能性があることをしっかり理解しましょう。

そして、飼い主さんが愛犬や愛猫と長く、健康な生活を一緒に楽しめるように、定期的にペットの肥満状態を確認して、食事の調整や運動を無理なく毎日の生活に取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

Michele Dixon

ペットキュリアン社のアニマルヘルス&栄養部門のスペシャリストであるMicheleミシェルは、コロラド州立大学とコンパニオンアニマル科学研究所でペットの栄養学を研究しました。彼女は、幼い頃、最初に飼ったボルゾイの「ヤシャ」と一緒アメリカケネルクラブ(AKC)やカナダケネルクラブ(CKC)が主催する犬のトレーニング性能を競うコンテスト「High in Trial」で、最高得点を獲得しました。サイトハウンドに属するボルゾイは独立心が強く挑戦的な性質を持っているのでこの賞を受賞するのはとても珍しいことです。その後25年以上にわたって動物と栄養学に携わってきました。

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